韓国の国花「無窮花(ムグンファ)」
韓国の国花は、「無窮花(ムグンファ)」-ムクゲです。
ムグンファ ( 学名: hibiscus syriacus linnaeus) は西洋では昔からもっとも美しい花と して親しまれています。「hibis」はエジプトの女神の名で、「cus」は似ているの意。
またの名はシャーロンのバラで、神に恵まれた地でバラのように美しく咲く花 とも言われています。
昔から韓民族はムグンファを貴重に思い、愛してきました。新羅(シルラ)は自ら「ムグンファの国」とも呼んでいました。 今でも、韓国の国歌である「愛国歌」の中で「ムグンファ 三千里華麗江山」と歌われ 国民に愛されている花であります。
ムグンファは7月から10月まで毎日花を咲かせます。 花の大きさは10cmほどで、朝方に花が開き、夕方にはしぼんでしまう一日花です。この時期にはムグンファをソウルのいたるところで目にすることができます。
「無窮花」という名の通り、花の中でも生命力が強く、害虫や病害にも強い花です。そんなムグンファは、韓民族の歴史上の苦難と逆境に立ち向かう強靭な精神力、そして不滅の精神を象徴する花でもあります。
ムグンファは、レストランやホテルの等級を表す際にも用いられています。
今でも愛国歌の中で“ムクゲ 三千里 華麗江山”と歌われ 国民に愛されている花である。
韓民族の歴史上の苦難と逆境に立ち向かう強靭な精神力、そして不滅の精神を象徴するかのように、その花の生命力もまた強靭である。
気候
韓国は、 亜寒帯冬季少雨気候で、春 、夏、秋、冬の四季がはっきりしています。
春と秋には移動性高気圧の影響で晴れて乾燥した日が多いです 。夏は高温多湿な北太平洋高気圧の影響で暑く雨が多い反面、冬は寒冷乾燥した大陸性高気圧の影響を受け非常に寒く乾燥していて降水量も多くありません。
ソウルの緯度は日本の新潟市とほぼ同じ位置にあるので互いに気候が似ています。
気温
韓国の気温は中部山間地方を除いて概して年間平均気温は10~16 ℃で、ソウルの年間平均気温は12.2℃です。(東京の年間平均気温は15.9℃)
韓国は日本と同じように南北に地形が長いため、南下するにしたがって海洋性の温和な気候になります。
尚、現在までのソウルの最高気温は38.4℃。最低気温は-23.1℃。
梅雨
韓国の梅雨は、6月下旬から7月下旬です。
日本の本州の梅雨入りは、気象庁ホームページによると、平年6月4日頃から12日頃、梅雨明けは7月19日頃から27日頃ですので、韓国より少し早めになります。
韓国では年間降水量の約30%が7月に降ります。
台風
台風は、過去45年(1951~1995年)の間に北太平洋西部で年間28個ほど発生し、この内約2~3個が韓国に直撃あるいは、間接的に影響を与えました。
韓国では台風が、8月、7月、9月の順に多いです。
因みに、1920年と1947年、1988年に
は、その年、1度も台風がこなかったそうです。
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春:3月末~5月まで冬の名残りでたまに寒い日もありますが、4月に入ると徐々に暖 かさを増します。4月中旬頃にはソウルで桜やレンギョウ、つつじが満開になります。この時期は、中国大陸からの黄砂が飛来したり、フェーン現象による急激な気温の上昇の影響をうけたりもします。朝夕はまだ冷えますので薄手の上着を準備して行くとよいでしょう。 |
夏:6 月~ 9 月初旬まで |
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秋:9 月~11月まで |
冬: 12 月~ 3月中旬まで |
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